新NISAを始めたいけど、どの投資信託を買えばいいか迷いますよね。たくさんある選択肢の中から、初心者の方に特におすすめしたいのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」の2つです。
なぜこの2つなのか?それは、多くの投資家から選ばれている「人気」、これまでの確かな「実績」、そして「低コスト」という3つのポイントを兼ね備えているからです。
今回は、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
結論:S&P500かオルカンを選べばOK
新NISAで迷ったら、この2つに絞って大丈夫です。理由は「人気」「実績」「低コスト」の三拍子が揃っているからなんです。
S&P500とオルカンの違いは?
まず、S&P500とオルカンの違いを説明していきます。
S&P500とは?
S&P500は、アメリカを代表する大企業500社にまとめて投資できるファンド。例えるなら「アメリカのトップ企業だけを集めた優等生クラス」みたいなものです
- Apple、マイクロソフト、Google、Amazonなど世界的なIT企業がたっぷり入ってる
- アメリカは長年、経済成長を続けてきた実績がある
- 過去30年の平均リターンは年7%前後
つまり「アメリカに賭ける」投資先なんです。
オルカンとは?
オルカン(全世界株式)は、アメリカだけじゃなく、日本やヨーロッパ、新興国まで、約50カ国以上に投資できます。例えるなら「世界中の料理を少しずつ味わえるビュッフェ」のようなものです。
- アメリカ株が約6割を占めるけど、残りは日本やヨーロッパ、中国など
- 世界経済全体の成長をまるごと享受できる
- 一国に依存しないから安心感がある
S&P500を選ぶメリット・デメリット
それでは次にS&P500のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう!
S&P500のメリット
- アメリカの成長力に期待できる:世界経済を牽引するアメリカ企業の成長をダイレクトに取り込めます。
- 高いリターン実績:過去のデータが示すように、高いリターンが期待できます。
- グローバル企業に投資できる:世界的に有名な企業に手軽に投資できるのも魅力です。
S&P500のデメリット
- アメリカ経済に集中投資:アメリカ経済が停滞すると、大きな影響を受ける可能性があります。
- 為替リスク:円安が進むとリターンが上がる反面、円高になるとリターンが目減りするリスクもあります。
「アメリカが今後も世界のリーダーであり続ける」と信じるなら、S&P500が最適です。
オルカンを選ぶメリット・デメリット
オルカンのメリット・デメリットもそれぞれ見ていきましょう!
オルカンのメリット
- 分散投資による安心感:特定の国に依存しないため、カントリーリスクを抑えられます。
- 世界全体の成長を享受:アメリカだけでなく、他の国や地域の成長も取り込めます。
- シンプルでわかりやすい:「世界経済全体に投資する」という、最も王道でシンプルな考え方に基づいています。
オルカンのデメリット
- S&P500よりリターンが控えめになる可能性:アメリカ以外の国の成長率が低い場合、S&P500に比べてリターンが劣ることもあります。
- 特定の国の不調に影響される可能性:分散されているとはいえ、投資先のいずれかの国で経済的な問題が起きた場合、その影響を受けることがあります。
「どの国が今後伸びるかわからないから、世界全体に幅広く投資したい」と考えるなら、オルカンがぴったりです。
初心者が選ぶときの基準
もし迷ったならひとまずオルカンをお勧めします。世界中に投資しているオルカンなら、特定の国に偏るリスクを避けられます。投資先の選択で失敗しにくいため、安心して長く続けたい方におすすめです。
積極的にいきたいならS&P500をお勧めします。過去の実績から高いリターンが期待できるS&P500は、アメリカ経済の成長を信じる方にとって魅力的な選択肢です。
それでも悩むなら「半分オルカン、半分S&P500」のように、両方を組み合わせて投資するのも賢い方法です。それぞれのメリットをバランス良く取り入れられます。
まとめ
新NISAで投資を始めるなら、難しく考える必要はありません。結論はシンプルで、「S&P500」か「オルカン」を選んでおけば、ほぼ間違いありません。
- アメリカの成長に賭けたい → S&P500
- 世界中に分散して安心したい → オルカン
- 決めきれないなら → どちらも少しずつ投資
一番大事なのは、「投資を始めて、続けること」です。完璧な答えを探すよりも、まずは一歩踏み出してみましょう。それが将来の資産を築くための近道です。

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